放っておくと怖い犬の破折!原因や対策、予防方法を紹介!

犬の破折

犬の中には何かしらの原因で歯が折れてしまう事があります。これを破折(はせつ)といいます。歯は再生する事はなく折れたままにしておくと細菌感染を引き起こして膿を出したり、炎症を引き起こしてしまう事になります。そんな破折の原因や対策をご紹介します。

犬の歯と人の歯の役割の違い

犬の歯と人の歯の役割

犬と人の歯は、その役割が違ってきます。人は雑食動物で、肉を食べる事もありますが、野菜や果物を食べる事もあり、そのままでは消化するのに時間がかかってしまうため人はすりつぶして消化しやすくする必要があります。

それに対して犬は雑食性は強いですが、肉食動物で基本的には他の動物の肉を食べて生活してきました。
人と生活するようになってから野菜や果物を食べるように体が適応していますが、基本的には肉を食べる事に特化した体の構造をしています。
また、犬の歯はすりつぶすようになっておらず、肉を飲み込めるくらいに食いちぎるようになっています。

破折の原因

破折の原因

破折の原因としては、ひづめのおもちゃや歯磨きガムなどの硬いおやつなどがあります。これらのおもちゃやおやつは、犬のデンタルケアに使われている事があります。
犬のデンタルケアも人と同じく歯磨きが理想ですが、歯磨きだけでは不十分な事があるので、その際にはこういったおもちゃやおやつを与えて噛む事で歯垢を取るようにしています。
ただ、硬いものを噛んでいると歯が折れてしまう事もあります。また、喧嘩や交通事故、落下事故等でも破折が起こる危険性があります。

犬の歯は、食べ物をちょうどいい大きさにかみ切る為に噛む事に適した形をしています。特に全臼歯はシザーバイトと呼ばれ、鋏のような形状をしています。

このはさみのような形状をしている為に硬いものを噛むと歯が折れる事があり、特に上顎の奥歯にある一番大きな歯は最も口に入れた物にあたる面積が大きいのではセツが起こりやすい部位でもあります。

破折の症状

破折は口の中の事で、すぐに発見する事は難しいのですが痛みを伴うため、口を触らせる事を嫌がるようになったり首を傾けたりします。
また、鼻や頬に通り道ができる瘻管(ろうかん)を発生させ、鼻汁や頬の腫脹、膿といった症状が確認される事もあります。

犬の破折の対策

犬の破折の対策

歯が折れていても歯の内側まで浸食していない場合には、歯の表面部分の損傷部位を削ってセメントで埋める間接歯髄覆という治療法を施す事で元の状態に戻す事ができます。
歯髄まで病変が及んでいる場合には直接歯髄覆とう法という治療法が施される事もあります。
ただし、この治療法は歯髄まで病変が及んで1~3日以内には有効な治療法ですが、3日以上の時間が経過してしまった場合には抜歯や抜髄根管治療などの治療が施されています。

破折の予防

破折の予防

破折の予防としては、あまり硬いものを噛ませないようにする事が大切です。
おもちゃや歯磨きガムなどの硬いおやつを与える場合には常に破折が起こっていないかをチェックするようにしましょう。
ただ、犬は口を触らせる事を嫌がるので、仔犬の頃から口を触らせるようにしておく必要があります。
また、歯みがきを定期的に行う事も大切です。
理想的には毎日ですが、少なくても2.3日に1回は歯磨きを習慣化しておくようにしましょう。その際には破折が起こっていないかをチェックするようにしましょう。
歯磨きは初めから歯ブラシによる歯磨きをするのではなく、まずは口の周りや口の中を触らせるようにする事から始めます。
大人しく触らせたら、褒めたり、ご褒美を上げて触らせるといい事があるという事を学習させていきます。
大人しく触らせてくれるようになったら、指にガーゼを撒いて歯を磨いてみます。
その後、歯ブラシによる歯磨きをしていきます。
他の犬との喧嘩や交通事故、落下事故でも破折は起こる危険性があるので、他の犬との喧嘩や交通事故、落下事故に遭った場合には破折をしていないかをチェックするようにしましょう。破折が確認された場合にはすぐに動物病院で診察と適切な治療を施すようにしましょう。

まとめ

破折は痛みを伴ってしまい、犬が生活する上で大切な食べるという事に支障をきたしてしまう結果となってしまいます。
健康被害を及ぼしたり、食べなくなってしまうと免疫力が低下して他の疾患を引き起こす原因にもなってしまいます。
ただ、破折は原因がはっきりしているので予防する事は難しいわけではありません。
日頃の歯磨きによって破折をしていないかをチェックを行うように心がけましょう。

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