腹部・胸部

愛犬の慢性胃腸炎とは?症状や治療法について解説

犬の慢性胃腸炎は、下痢などの症状が長期間にわたり続く病気です。

自然に治ることはないので治療が必須となります。

今回はそんな犬の慢性胃腸炎について解説します。

犬の慢性胃腸炎とは?

犬の「慢性胃腸炎」とは、慢性的に胃の中で炎症が起こる状態を指す疾患です。多くの場合には急性の胃炎がなかなか回復せずに1週間以上継続することで慢性化してしまう病気です。

原因①

胃潰瘍をはじめとする胃疾患が原因となる場合です。胃に生じた異変が引き金となって起こるほか、慢性の尿毒症肝疾患アジソン病などが慢性胃腸炎を引き起こすこともあります。

原因②

寄生虫が原因となる場合です。回虫フィサロプテラリーシュマニアなどの寄生虫が、わんちゃんの胃の中に入り込んで増殖すると、自然治癒しづらく、慢性胃腸炎となりやすいです。

原因③

アレルギーが原因となる場合です。わんちゃんに食物アレルギーがあることに気づかずに、アレルゲンを含む食事を食べさせていると、アレルギー反応を引き起こして慢性胃腸炎を起こしてしまうことがあります。わんちゃんのドッグフードを変える場合などには特に、中にアレルゲンが含まれていないかを考慮して、飼い主が注意してあげましょう。

その他にも、慢性胃腸炎を引き起こす原因には、犬種による遺伝や、胃の運動異常、ステロイドなどの薬剤などがあります。

犬が慢性胃腸炎になるとどんな症状が起こる?

慢性胃腸炎は、急性胃炎から移行することが多いものです。急性胃炎がなかなか治らないなと思っていたら、慢性胃腸炎となっていたというケースは珍しくありません。

起こる症状も急性胃腸炎とほぼ同じで、食欲不振になり、それが原因で体重が減少してしまうなどがあります。

しかし、慢性胃腸炎の場合には、ご飯を食べる量は減っても、水を飲む量が増えるという特徴があります。この点は、飼い主がきちんとチェックしたい点と言えます。さらに、断続的に嘔吐が続くという点もまた、慢性胃腸炎の特徴です。

慢性胃腸炎は、炎症を起こすと激しい腹痛が起こることは珍しくありません。激しい腹痛が起こると犬は元気がなくなり、お腹の部分を触ろうとするととても嫌がります。

愛犬の様子をきちんと観察して、異常があると感じたら、速やかに獣医の診察を受けるようにしてください。

犬の慢性胃腸炎は予防できる?

慢性胃腸炎を予防するためには、わんちゃんの異物誤飲をできるだけ避けるとともに、普段の食生活では胃に負担がかかりそうな食事をやめ、消化吸収が良いものを選ぶことである程度予防できます。

また、食欲旺盛な子でも、一度にたくさんの食事を与えてしまうと胃にかかる負担が大きくなり、胃腸炎を起こしやすくなります。1回の食事量は少なめにし、もしもお腹が空くようなら、回数を増やしてあげるのが良いでしょう。

犬の慢性胃腸炎にはどんな治療法がある?

慢性胃腸炎の治療法は、発症の原因別に対処することが出来ます。

まず、慢性胃腸炎が別の疾患によって引き起こされている場合には、原因となっている根本的な疾患の治療を行うことで、慢性胃腸炎の治療法にもつながります。

特に、基礎疾患を持っている犬の場合には、基礎疾患の治療を優先して行う必要があります。治療が難しい基礎疾患がある場合や、慢性胃腸炎の症状がひどく、苦痛を伴っている場合には、対症療法を行います。

対症療法では、主に嘔吐や下痢、腹痛の改善を目指した治療が行われ、内用薬の服用や、普段の食事を見直す食事療法などがあります。

慢性胃腸炎の治療効果を得るための療法としては、胃へ負担がかかりやすい脂質をできるだけ減らした低脂肪食にするほか、腸内環境を改善して免疫力を高める作用を持つ、食物繊維が多めの食生活を心がけると良いでしょう。

具体的におすすめの食材は、消化効率を高めてくれるキャベツや、善玉菌の活動をサポートし腸内環境改善に貢献してくれるりんご、低脂質な鶏の胸肉やササミを選ぶのがおすすめです。

まとめ

犬の慢性胃腸炎は、急性胃腸炎がなかなか完治せずに、慢性化してしまうことが多いものです。

嘔吐や下痢が断続的に1週間以上続く場合には、慢性化を疑いかかりつけの病院を受診しましょう。

普段の生活環境や食生活を改善することによって予防できますが、もしも発症した場合には毎日の食事を見直す食事療法のほか、嘔吐や下痢などの症状を止める対症療法を行います。

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