初心者も簡単!わんちゃんを飼い始めたら覚えさせておきたいしつけ3つ

1.子犬期のしつけの大切さ
犬はその成長の段階で社会性や心身についての能力を伸ばしていきます。
また、気持ちの安定や行動の習慣化ということについても、年齢によって大きく変わっていきます。
こうしたことから、ある程度脳と体が成長した子犬期には、しつけをスタートすることがとても大事です。
それよりも遅くなってしまうと、どうしても飼い主とのコミュニケーションが取りづらくなったり、能力はあってもなかなか命令を覚えられなくなったりするからです。
犬種によっても違いはありますが、やはり子犬期のうちに始めることで、より簡単にしつけを済ませることができるので、飼い主にとっても楽になります。
さらに、犬は成長の段階で愛着を持つ対象を選んでいく傾向があります。
そのため、子犬期にしつけを通して飼い主と心を通わせることによって、強い絆で結ばれるというのも重要な点です。
しつけは単に行儀のよいペットとなるだけでなく、飼い主とのつながりを作るためのものでもあります。
また、しつけによっていろいろな体験をしていくことができます。
ペットとしてのわんちゃんは屋外で飼われるにしても室内にいるにしても、かなりの程度飼い主に守られています。
それでも、自動車や他の人、動物など、いろいろな危険に遭遇することもあります。
しつけを通して、危険なものを察知したり避けたりする力を身に着けられるようになります。
他にも、人に慣れるという意味でもしつけは大事です。
飼い主以外の人にも友好的になれるように、いろいろな人に会わせるといった体験もしつけの一つとなります。
将来、わんちゃんを何らかの理由で人に預けたり、ペットホテルに泊まらせたりすることも出てきますので、こうした点でもしつけをしておくことは役に立つわけです。
2.犬のしつけのポイント
いろいろなしつけのやり方があって、教えたいことによって手法を変えるケースもあります。
それでも、共通しているのは、よくできたら褒めてあげるということです。
やはり犬も感情を持っていますので、上手に飼い主の命令に従うことができて、飼い主が喜んでくれると思うとうれしく感じるもので、これからも続けていこうと感じます。
そのため、教わったことを繰り返して行っていくためのポイントとして、褒めるというのは欠かせない行動なのです。
具体的には、教えたことができた時になでてあげたり、はっきりと言葉にして褒めてあげることが大切です。
栄養状態にもよりますが、おやつをあげるというのも一つの方法です。
逆に、失敗しても叱らないという点も大事なポイントです。
同じように犬も叱られているということが分かり、そのことが心に残るものです。
そうすると、失敗したことを隠れて行うようになることもあります。
たとえば、トイレのしつけをしている時に失敗して、飼い主に叱られてしまうと、部屋の隅などに飼い主がいない時に隠れてすることがあります。
人間とは違い、叱られたことを反省して今度はうまくやろうという考えるのではなく、叱られないように隠れてするという行動になりがちなのです。
また、叱られると犬もストレスを抱えますし、飼い主のことを怖がるようになります。
しつけは両者の関係性を強めるためのものでもあるのに、かえって逆効果になってしまう危険があるというわけです。
こうしたことからも、犬のしつけは褒めて育てるという考えで行うようにしましょう。
3.覚えさせておきたいしつけ
しつけとして教えられることは実にたくさんありますが、その中でも最初の段階で覚えさせたいものがいくつかあります。
たとえば、「おいで」と言ったら飼い主の元に来させるというものです。
おいでを覚えさせることで、何か危険があったり他の動物などが来た時に、その危険を避ける助けとなります。
また、飼い主の命令に従うという点で基本的なしつけでもありますし、簡単にできるものでもあります。
具体的にはおやつやご飯をあげる時に、必ず「おいで」と言ってからあげるといった感じです。
「まて」も同じように覚えさせたいものです。
行儀よく過ごすためには、何かを我慢するということを覚えないといけませんが、そのためには「まて」がとても有効です。
ご飯の時だけでなく、散歩のときに勝手に走らないといったことも覚えて安全に過ごす助けとなります。
「ハウス」も家の中で飼い主と良い関係を保ちながら過ごすために、とても大事なしつけです。
自分の寝床に行って静かにしたり、休んだりするように教えられて自分の居場所を確保するためにも大事です。
4.まとめ
犬のしつけは、人と犬が幸せに暮らしていくために不可欠です。
しつけをするにあたって、飼い主は根気強く続けていくことが重要となります。
愛犬にしつけを覚えさせて、幸せなわんちゃんとの生活をお過ごしください。