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犬のヘルニア治療で気になる手術の方法・費用は?

手術後の犬

愛犬のヘルニア治療

愛犬が椎間板ヘルニアになってしまった場合、どのように治療するのでしょうか?犬のヘルニア治療は、大きく内科治療と外科治療に分けることができます。症状が軽い場合は内科治療によって、できるだけ症状を悪化させないように対処することができます。手術をしないで良いというメリットはありますが、回復率が低いこと、長期の治療、そして生涯にわたる運動制限などのデメリットも多々あります。一方、外科治療、すなわち手術を行えば高い回復率と早期の回復が期待できます。では、ヘルニア手術とはいったいどのようなものでしょうか?

犬のヘルニア手術とは?どんな治療をするの?

獣医に処置してもらう犬

ヘルニア手術は飛び出してしまった椎間板を取り除く手術のことです。神経にかかわる病気というイメージを持っておられる方は、神経をつなぐような手術を想像されるかもしれませんが、そうではありません。痛みを加えている部分を取り除く手術です。脊髄を圧迫して痛みを引き起こす要因が無くなるので、症状によって差はありますが、術後は早期回復が期待できます。

一般的な手術としては、まず椎間板ヘルニアの診断を確定するため、そして施術箇所を特定するためにMRI脊髄造影検査などをおこないます。その後、特定できた箇所へ椎弓(背骨の一部)を切除して圧迫された脊髄にアプローチしていき、脊髄を圧迫している椎間板物質を取り除く、という方法が挙げられます。ほとんどの場合は術後3、4日程度で歩けるようになり、抜糸した後(だいたい術後2週間)はしっかりと歩いたり走ったりできるようになります。愛犬が椎間板ヘルニアになってしまったとしても、ケースによっては手術とリハビリで元気に歩けるように回復する可能性が大いにあります。

術後服の犬

ヘルニアは一度発症してしまうと放っておいても悪化する一方で自然に回復することはありません。内科治療も選択肢の一つですが、先に説明したように、内科治療は悪化を防ぐことを主な目的としているために抜本的な解決にはなりません。しかし、手術にもデメリットはあります。手術は体に大きな負担になるので、愛犬の年齢や健康状態を良く考えて決める必要があります。また、内科治療に比べて費用がかかることも考慮に入れなければなりません。

ヘルニアの手術費用

犬にかかる費用

ヘルニア手術にかかる費用の相場は症状にもよりますが、20万円~50万円と様々です。症状の程度や動物病院によって費用が大きく異なり、だいたいの平均を割り出すのは難しいでしょう。検査などを含めヘルニア手術に関係してくる費用としては、CTスキャンやMRIなどの術前の検査費用、手術代、約1週間ほどの入院費、そして薬代とコルセットなどの代金が必要になります。動物病院によってはリハビリやトレーニング、鍼治療なども行うために、手術とは別途の費用がかかる場合も。よく動物病院と相談して、手術だけではなく回復までにかかる費用をきちんと計算しておくことは重要です。

ひとつの参考として、犬のヘルニアの手術例を挙げてみます。

☑診療:約1,500円

☑入院費(6日間):約20,000円

☑検査費:約130,000円

☑麻酔・手術費:約150,000円

☑点滴・処置・注射等:約40,000円

☑お薬代:約2,500円

合計すると約344,000円です。ヘルニア手術では、施術部位の特定などのためにMRI検査などが必要になることがほとんどなので、治療費はある程度高額になってしまいます。愛犬の年齢によっては入院やリハビリにさらに時間がかかることも想定しておきましょう。

まとめ

犬のヘルニア予防として、足腰に負担のかかることを避けること(滑りやすい床を改善したり無理な姿勢をさせないこと)や肥満の防止に努めることなどがよく挙げられます。それでもヘルニアは予防するのが難しい病気のひとつ。愛犬は言葉を発することができないので、小さなサインにも気づいてあげられるように、普段から注意しましょう。ヘルニアを早期に発見できた場合は内科治療を選択して、痛みを悪化させないようにしていく方法もとれますし、愛犬が若く体力があるうちに外科治療を選択することもできます。日ごろからのケアを心がけると共に、疑いがある場合は早めの診療と治療をしてあげましょう。

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