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犬の腎臓病ってどんな病気?原因から症状まで徹底解説。

■犬の腎臓病はどんな病気?

犬の腎臓病はどんな病気?

人間にも腎臓病という疾患がありますが、犬も腎臓病にかかることがあります。人間の場合には、末期になると人工透析などの治療を受けることになります。しかし、犬の場合にはそうした治療はありません。そのため、できるだけ予防に努めると同時に、定期検診を受けながら早期発見と早期治療が必要です。

腎臓病とは、腎臓が機能しなくなり、体内の毒素を排出できなり様々な悪影響が出る疾患です
腎臓は体内で尿を作っている器官で、毒素を取り除くフィルターの役割をしています。このフィルターは多くのネフロン(尿をつくる腎臓の機能単位)によって構成されていて、ネフロンが機能しなくなると、腎不全などの腎疾患が発症してしまいます。

ちなみに、犬の場合には、ネフロンの数は約80万個程度あり、半数が機能しなくても腎臓は正常に尿を作ることが可能です。そのため、腎臓がどこまで機能低下しているのかを把握することは検査をしない限りは難しく、気づいた時にはかなり進行しているということが少なくありません

腎臓には、尿を作る以外にも、体液を調整したり、ホルモンやビタミンの働きを活性化するという働きがあります。機能が低下すると体がむくんだり疲れやすくなると言った症状が現れますが、犬の場合には、これらの症状に飼い主が気づくことは、簡単ではありません。

■何が原因で起こるの?

犬の腎臓病の原因は、複数存在しますがその中でも代表的な原因を見ていきましょう。

①心臓病・脱水症状による血液量低下

心臓病や脱水症状で血液量が低下することが原因で発症する場合があります。心臓疾患を持っている犬は、腎不全を発症しやすいため、注意深い観察が必要です。健康な犬でも、水を飲まずに長時間炎天下にいると、脱水症状が原因で腎不全を引き起こしやすくなるので、注意しなければいけません。

②毒物・細菌

食べてはいけないものを食べることによって発症することが多いのが特徴です。
例えば、ブドウやレーズンなどをウッカリ食べさせてしまった、人間用の薬を与えた場合などが該当します。また、人間と同じ味付けの食事を与えると、犬にとっては塩分が高すぎてしまうために腎臓に負担がかかり、腎不全リスクが高まります。

■腎臓病の診断方法とステージ

腎臓病の診断方法とステージ

腎臓病の診断には、血液検査尿検査を行います。超初期だと、これらの検査をしても見つからないケースが多いため、ある程度進行してからの発見が一般的です。犬の腎臓病の中でも多い腎不全には、急性のものと慢性のものとがあります。

急性の場合

原因となるきっかけがあってから急速に発症するのが特徴で、食欲不振や嘔吐、また尿が全く出なくなったり、量が極端に少なくなるといった症状が出ます。こうした症状は、飼い主がすぐに気づくことができるものです。放置すると手遅れになるリスクがあるため、できるだけ早く獣医に見てもらうことが必要です。

慢性の場合

症状が数か月~数年にわたって少しずつゆっくりと進行するため、飼い主は気づきにくいことが多いです。起こる症状としては、水をよく飲むようになって尿の回数や量が増えたり、下痢や嘔吐が多くなる、食欲がなくなって体重が減る、などがあります。もしも犬が普段とは違う様子だったら、腎不全の可能性も踏まえて、できるだけ早めに獣医に見てもらうのが安心でしょう。

■腎不全にはステージがある

腎不全にはステージがある

腎不全には、ステージ1からステージ4まであり、段階に応じて症状が異なります。下記の症状に当てはまるものがあれば、早めにかかりつけの動物病院を受診することをおすすめします。

ステージ1(軽度の症状)

犬自身が自覚する症状も、飼い主が気づく症状もほとんどありません。強いて言えば、水をよく飲み、おしっこをよくする程度でしょうか。この段階では、血液検査でも異常が見つからないケースが多いため、検査をしても異常なしと診断される傾向にあります。

ステージ2

正常に機能している腎臓が残り25%程度の状態です。このステージになると、血液検査や尿検査によって腎不全だと診断できます。普段の生活における症状としては、水をよく飲みおしっこの回数が増えるという多飲多尿があります。この状態で気づかなければ、症状が進行してステージ3となります。

ステージ3(重度の症状)

このステージは正常に機能している腎臓が残り10%となった状態で、犬は元気がなくなったり、お散歩に行きたがらなくなります。犬のこうした不調は飼い主も気づくので、できるだけ早い段階で病院に連れて行きましょう。ステージ3における症状には、食欲不振や体重減少、また嘔吐などがあります。

ステージ4(末期)

腎不全では末期の状態です。腎機能はわずか5%程度しか機能しておらず、排泄機能が極端に低下してしまいます。嘔吐や下痢が激しくなったり、尿毒症も発症するリスクが高くなります。

■まとめ

腎臓病の予兆があれば早めに受診を

腎臓病を発症すると、愛犬の体に嘔吐や下痢、最悪の場合は尿毒症を発症するなど様々な悪影響を及ぼしてしまうこと、その発症原因について触れてきました。
腎臓病にならないようにする、進行を防ぐのはなかなか難しいですが、日頃からわんちゃんをしっかりと観察してあげること、定期的に動物病院で検診を受けておくなどのケアを行うことで、発症のリスクを下げることができます。
もし、記事の中で気になる症状があると思った方は、早めに動物病院を受診しておきましょう。
ステージの早い段階で気づいてあげることで、わんちゃんと飼い主さん自身の生活の質(QOL)は大きく向上します。わんちゃんとご自身のために最善の行動をとってあげてくださいね。

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